今回は特に複雑なPCのトラブルに関する相談を受けました。
お客様の話を聞くと、Office2021のインストール後にOffice2007をアンインストールしたところ、何とOffice2021が動作しなくなったとのこと。

症状

動作しなくなって、お客様が復元ポイントを試みたものの、それが失敗。
結果としてPCが修復ループに陥ってしまったようです。

エラーコードとしては0x800701b1が表示されており、これは私も何度か取り扱ったことがあるエラーです。
このエラーの対応には、専門的な知識が必要となります。
また、Cドライブにはバックアップが取れない重要なデータやソフトが格納されており、特に「みつも郎15」というデータと、デスクトップ上の文書データが散逸しているとのことでした。

作業内容

私の診断では、Office2007のアンインストールが原因でOSのシステムファイルがクラッシュしてしまった可能性が高いです。
このような状態では、単なる復元では解決が難しく、OSの再インストールが必要になることが多いです。

クライアントのPCを具体的に検証してみると、ブルースクリーンエラー0xc000021aが発生していました。
この状態では起動することが難しいですね。
さらに、システムファイルのダメージがかなり進行しており、復旧しても将来的に再発のリスクがあることをクライアントに伝えました。

お客様にそのことをお伝えし選択したのは、現状のSSDにOSを再インストールする方法。
その際、「みつも郎15」のデータはMicrosoft SQL Serverを使用しているため、先にデータベースをバックアップすることを提案しました。
実際にデータ抜き出し作業を行ったところ、40GB程度のデータが存在していました。

最終的には、新しいSSDへの交換を推奨しましたが、今回はそれを必要としないと判断されたためそのままで。
私はWindows10をクリーンインストールし、必要なソフトとデータを復元しました。
特に「みつも郎15」のデータベースは、自動バックアップファイルが残っていたため、無事に復旧することができました。

ただ、Office2021のライセンス認証に関しては、既に他の2台のデバイスで使用されていたため、この部分はクライアントに認証をしてもらう形になりました。

まとめ

トラブルの解決後、私はクライアントにフリーソフトなどの再インストールをお願いする形でPCを返却しました。
今回のトラブルは複雑でしたが、経験と知識を活かして問題を解決することができました。

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