今回の仕事はなかなか興味深いものでした。
お客様から「パソコンが起動しない」という相談を受け、早速診断を始めました。
初めての点検ではブートが確認できない状態。
さらに、お客様は自分でメモリを追加しようとしたが、うまくいかなかったらしく、それを戻した後にブートが見つからなくなってしまったとのことです。

HDDの物理障害

最初に目についたのは、HDDの物理障害。
特に152セクタがクラッシュしていた。このような状態でクローンを作成せずに作業を進めるわけにはいかない。
安全第一で、クローン作成とセクタ修復を実施。
作業が完了すると、何とパソコンは正常に起動したのです。
後で分かったのは、この間にWindowsのバックグラウンドでアップデートが行われていたらしい…。
これが影響していた可能性も考えられます。

次に考慮しなければならないのはストレージ。
確かにHDDは500GBもあるが、その物理障害を見て、HDDからSSDへの交換は避けられない。
新しい500GBのSSDに換装すれば、今後はこのようなトラブルも少なくなるでしょう。
ただし、OSのメンテナンスも忘れずに行う必要があります。

「コイル鳴き」の音

一つ、ある点が気になっていました。
電源ユニットから聞こえてくる「コイル鳴き」の音。
これは電源ユニットが寿命に近づいている可能性を示しています。
予防措置として交換をお勧めしましたが、作業している間に、コイル鳴きが止まったので今回は交換せずに返却することにしました。

※コイル鳴きとは

コイル鳴きとは、電源ユニットやマザーボード、グラフィックカードなどの電子機器に内蔵されているコイル（インダクタ）が発する高周波の音を指します。
この音は一般的には問題ない場合も多いですが、時には機器の寿命や性能低下の前兆ともなり得るため、注意が必要です。

機器が高負荷になると、電流の流れが大きくなり、その結果としてコイルの内部で微細な振動が発生することがあります。
この振動が音となって外に聞こえる現象がコイル鳴きです。
この現象は必ずしも故障のサインではない場合も多いですが、特に音が大きくなる、または長時間続く場合は、機器の健全性に疑問を持っても良いかもしれません。

一般的には、品質の良いコンポーネントや高度な設計を採用している機器では、コイル鳴きは少ないとされています。
しかし、寿命が近づくとどうしても発生しやすくなることがあります。

今回の日誌に書かれていたように、コイル鳴きが確認された場合、その後消えたとしても、早めの対策やチェックが推奨されるケースもあります。
一度確認された場合は、故障のリスクを減らすためにも専門家の意見を求めることが良いでしょう。

まとめ

今日のこの一連の作業を通して、多くのことを学びました。
特に、小さな問題がいかに大きな問題に繋がるかを痛感しました。
ハードウェアの物理的な故障からOSのアップデートまで、多角的に考える必要があります。
お客様も納得してくれたので、今回は成功だと言えるでしょう。

以上が今回の修理日誌です。
次回もまた新しいトラブルとその解決策に挑む日が来ることを楽しみにしています。

★他店で直せなかったＰＣ修理します！

★他店が諦めたデータ復旧を行います！

日本全国どちらからでも修理お受けしておりますのでお気軽にご相談下さい。

ハビス　パソコン　プロフェッショナルズ　沼津店
電話：055-956-4854
〒410-0003
静岡県沼津市新沢田町17-10

Facebook
https://www.facebook.com/habis2001/

Twitter
https://twitter.com/pc_numazu

パソコン修理　ホームページ
https://swat.habis.co.jp/

インターネット宣伝　ホームページ作成
https://pr.habis.co.jp/

パソコン修理　ブログ
https://pcrepair.habis.co.jp/

有限会社ハビス　ホームページ
https://www.habis.co.jp/