今回の記事は、RAID5 の故障から始まります。
パソコンの状況
CADで使われる生産管理システムの32bitのOSが搭載されたPC。
最初に状況を確認すると、通電はあるものの… BIOSは起動するものの… SASのHDD3台でRAID5構成の状態でした。
これを修理することになり、まずは状況を把握するために各パーツをチェックしました。
が、実際にはSATAドライブだったことが判明!
これによりデータ復旧のハードルが下がることがわかりました。
ただしOSの復旧についてはまだ分からない状況だったので、データ復旧を優先して行うことにしました。
また、Disk01がMissingで認識されず、Disk00にはセクタエラーの可能性があることがわかりました。
このため、仮想RAID5で組んで、生きている2台でデータ復旧を試みることにしました。
データ容量は約140GBで、一度に復旧するには多少の時間がかかることが予想されましたが、データが復旧できたらその後の作業がスムーズに進むと考えました。
修理
まず2台のデータ復旧を行い、約140GBのデータが無事に復旧できました。
しかし、OSの復旧は難しい状況で、さらなる対策を考えることにしました。
ヤフオクで調達した同モデルのHDDを使って、PCB(制御基板)を移植。
BIOSチップも同時に交換・移植。
これにより、2台を正常認識してOSが起動できるかどうかを確認することにしました。
ただ…この時点ではその可能性はかなり低いと判断しました。
翌日ドナーのHDDが到着し、PCBを外して付け替えたところ、モーターが回らなかった01ディスクが使えるようになりました!
幸い同じファームバージョンのHDDが手に入り、これでRAID5を復旧できそう!
無事にWindowsが起動しました。
喜びも束の間、まだ問題が残っていたのです。
なんと不良の平滑コンデンサーが3本見つかったのです。
これらを修理するために、マザーボードを外してコンデンサーを交換することにしました。
慎重に作業を進め、すべての不良コンデンサーを新品に交換しました。
しかし、またまた問題発生。
電源断から起動すると必ず01ディスクがリビルドを始めてしまう問題が発生しました。
何度も試行錯誤を繰り返しましたが、解決には至らず、中古のPERC 5/i レイドボードを取り寄せて交換することにしました。
レイドボードが到着するまでの間に、3台のHDDをSSDに交換。
これにより、データ転送速度が向上し、今後のトラブルを少なくすることができると考えました。
PERC 5/i レイドボードが到着し交換作業を行ったところ、以前にあった常にリビルドが起きる症状は無くなったようでした。
これでやっと問題が解決されたと確信できました。
その後も一日かけて動作確認を行い、問題がなかったまで返却しました。
動作確認では、RAID5の復旧やデータ転送速度の向上など、様々な点で改善されていることも確認できました。
この修理を通して、調達したパーツは以下の通りです。
・ PERC 5/i RAIDボード / 中古バックアップバッテリー
・ 2.5→3.5インチベイ取り付け変換ケース
・ ドナー用 WD 中古HDD
最終的に、RAID5の故障からデータ復旧とPC修理を行い、無事に問題を解決することができました。
今後も適切な対処法で修理を行っていきます。
★他店で直せなかったPC修理します!
★他店が諦めたデータ復旧を行います!
日本全国どちらからでも修理お受けしておりますのでお気軽にご相談下さい。
ハビス パソコン プロフェッショナルズ 沼津店
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